切迫流産と言われて
産院初受診からちょうど1週間後に再び産院を訪れました。
前回の受診の時にははっきりと映っていなかった赤ちゃん。1週間でどんな風になっているんだろうと、とても楽しみでした。
前回の受診時と同じく、尿検査をし、それにプラスして今回は体重と血圧測定をしました。受付の横に体重計と血圧計が置いてあり、使い方を指導され「次回の受診時からは受付をしたあとに自分で測定して記録紙を提出してね」と看護士さんに言われました。なるほど、みんな受付をすませたあとに自ら測定している様子。時間の節約にもなって便利なものですね。
しばらく待って名前を呼ばれたので診察室に入りました。この時の超音波写真がこちらです。
GS(胎嚢)・・・25.7mm
赤ちゃんを包んでいる袋。子宮の中にみられると子宮外妊娠ではなく、
正常妊娠であると見なす
CRL(頭殿長)・・・9.0mm
胎児が自然に屈曲した状態での頭からおしりまでの長さ。胎児の発育に差がほとんどない
妊娠8週〜12週に数値を測り、平均値によって分娩予定日を割り出す
なぜ赤ちゃんうんちgreemです
「丸いのが卵黄嚢。赤ちゃんはしばらくはここから栄養を摂ります。卵黄嚢にぴったりとくっついて映ってるのが赤ちゃんやで。」「!!!!!!!!!!!!」あれから1週間しかたってないのに、前回の映像とはまったく違う!今回はちゃーんと赤ちゃんがはっきりと確認できました。
前回とはまた違った感動を覚え、喜びにひたる私。「かわいいですねえ♪」と言う私に、先生が一瞬曇った表情をしたのを私は見逃しませんでした。「じゃあ、ちょっと説明するから、診察台を下りてこっちに来てください」
新しいショーは乗客ます
診察台を下りて、座っている先生のもとに急いで行きました。「あーっ、そんなに急いだらあかんで。ゆっくりでいいから!」注意されましたが、さっきの先生の一瞬の表情が頭に残っていた私は「いったい何を言われるんだろう?」と、とても不安になっていました。
「えっとねえ、赤ちゃんの姿は確認してもらった通り、しっかり映ってるんやけど、ちょっと出血が見られますね。ちょっと心配やね」「出血?出血したらどうなるんですか?」「切迫流産の危険性があるということです」「セッパクリュウザン??」
あなたは、がんをどのように役立つか
切迫流産とは、妊娠初期になんらかの理由で赤ちゃんが流れてしまい、妊娠が途絶えてしまう危険性がある状態のことです。妊娠が確認されても不正出血がある状態をこう呼びます。
一般的には胎児が正常に発育していても出血がみられるというケースが多く、適切な治療をすることで正常な妊娠に戻ることが可能である場合がほとんどだということです。症状としては
◆少量の出血
◆下腹部に軽い痛みを感じる(痛みがまったくない場合も)
◆茶褐色のおりものの場合もある
ということですが、私の場合はこの時点で自覚症状(出血、おなかの痛み)はなく、正に寝耳に水でした。
「しばらくは安静にすること。今さっきみたいにどたばたとした動きをしないで、ゆったりとすごしてください」「安静にしていれば大丈夫なんでしょうか?」「薬を出して様子を見ます。出血が急に多くなったらすぐに病院に来ること。もう一度1週間後に診せにきてください」
目の前が真っ暗になりました。赤ちゃんの姿を確認できて、安心して幸せ気分で帰るはずだったのに、「流産の危険がある」なんて。そういえば、友人に何人か妊娠初期に入院してた子がいたな。私は入院しなくてもいいってことは危険性が少ないってことなのかな?でも危険があることには違いはないわけだし・・・。
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切迫流産と言っても、その症状によって治療はさまざまなようですが、一番の治療は「安静にすること」だそうです。症状によって安静度は変わり、私のようにごく少量の出血の場合には入院などは必要なく、自宅で安静にすごすことが一番の治療だそうです。ただ、出血が多い、痛みが激しいといった場合は入院による安静が必要となってくるケースが多いようで、私の友人には2人、1ヶ月ほどの入院が必要だった子がいて2人とも入院中は「トイレ以外ずっと寝たきりで点滴」という状態でした。
帰りに「ダクチル」という薬(子宮収縮抑制剤)を1週間分処方されました。
へその緒と赤ちゃんの心拍が確認できた!!
「切迫流産」と診断された、前回の受診からまたちょうど1週間後、産院に行きました。実はこの日までに自分自身でも少量の出血や茶褐色のおりものをみとめ、何度も「今すぐに病院に行った方がよいのでは?」と思ったのですが、少量ならとりあえずは心配ないと言われていたので、1週間安静にしてこの日まで我慢していました。心配で心配で必要以上にトイレに行っては確認する日々・・・。だんなさんや親や友人など、周囲では「大丈夫だよ」と言ってくれるのだけど、不安で仕方ありませんでした。
診察台に上って先生に内診してもらっている最中も不安な気持ちはぬぐえません。
でも!次の瞬間その不安な気持ちが吹き飛んでしまいました!
「ドクン、ドクン、ドクン・・・」とても力強い音です。「赤ちゃんの� �拍ですよ。とりあえずはひと安心やね。」
CRL(頭殿長)・・・14.4mm
なんとなくですが、頭と胴体が分かれたような感じになってきています。
ぐっと丸まっているカンジ
エスコートサービスナイアガラの滝
内診が終わって先生の前に座ると「ちゃんと安静にしてた?」と聞かれました。「はい!まったく何もせずちゃんと毎日横になってましたっ!」鼻息荒く私が答えると、「安静っていっても簡単な家事くらいはしてもいいねんで。あんたはどうも見てたらちょこまか動くタイプみたいやから、ゆっくりと動くことを心がけてたら、あとはずっと寝ておかなあかんてことではないよ」・・・先生、するどい・・・たった数回私を見ただけで私の動きのパターンを察知するとは!おそるべし!
赤ちゃんの心拍が確認できたら、妊娠を継続できる可能性がぐんと高くなるとのこと。出血はまだ少し見られるけど、薬は中断して安静にしつつ様子をみましょうとのことでした。
そしてそのまた1週間後。再び産院を訪れた私に今度はこんなプレゼントが。
CRL(頭殿長)・・・19.2mm
少しわかりにくいですが、実際の写真ではへその緒がしっかりくっきりと映っていました。
太いへその緒でしっかりとつながっている赤ちゃんを見ると、なんとなく「もう大丈夫」という気がしてきました。この頃になると、自分では出血は確認できなくなっていたのですが、内診するとまだ微量の出血があるとのこと。長時間出かけたり重い物を持ったりしなければ、これまでのように「安静」の状態でいなくてもいいだろうと言われました。本当に不安で不安で仕方なかった毎日から、開放されたようです。
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