3日間とも最高気温97F(36℃)と暑いヨセミテだった。一方、最低気温は57F(13℃)と思ったより寒くなく。9月ということもあって、予期してはいたもののヨセミテ滝(Yosemite Falls)が涸れてしまっていたのは残念。。それでも満喫した3日間ヨセミテ日記公開♪
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■ハーフドーム (Half Dome) ※標高2695m
「うぉぉぉーー!ハーフドームだーーー!!!」
CA-120でカーブを曲がった瞬間に目に飛び込んできたハーフドーム。ヨセミテのシンボルともいえる、ドームが縦半分に切り取られたような巨大な岩壁。さすがにすごい!感動。
■エルキャピタン (El Capitan) ※麓から1095m
ヨセミテバレー(Yosemite Valley)入り口にそびえる、花崗岩としては世界最大の一枚岩。ロッククライマーの憧れの的と聞いていたので、登っている人を探してみたが見つからず。
■グレーシャーポイント (Glacier Point)
ヨセミテバレー(Yosemite Valley)の奥に位置する絶壁のてっぺん。ヨセミテビレッジ(Yosemite Village)から車で約40分、細い山道をうねうね登る。ここからのハーフドームの眺めは最高。遥か眼下には緑に囲まれたヨセミテビレッジの集落が見える。
夕方から夜にかけて様相を変えていくハーフドームも素敵。
8:00p.m.からグレーシャーポイントで夜の天体観測イベントが開かれていて、アポロ13 打ち上げの際に NASA で打ち上げに関わっていたという人が映像スクリーンを使って天体の説明をしてくれた。(いや~、しかし英語がまったくわからなかった。隣で英語のジョークに笑う夫がうらやましかった。。。)夜はかなり寒くなるので防寒具必須。
皮なめし工場滝サボイミリアンペア
■トンネルビュー (Tunnel View)
ワウォナトンネル(Wawona Tunnel)を抜けたすぐの駐車場は、ハーフドームとエルキャピタン、滝や緑の木々を一望できる最高のスポット。
■マリポサグローブ (Mariposa Grove)
ヨセミテ公園の南にある、巨大セコイアの森。1時間のトラムツアーで出発。日本語ヘッドホンつき。「この、背高のっぽの木たちが、セコイアの木たちです。」という調子で語られる日本語の解説がちょっと面白い(笑)
セコイアは、体積で比較すると地上で最も大きい生物と言われている。ヨセミテ公園中で最大のセコイアはグリズリージャイアント(Grizzly Giant)という木。樹齢2700年を超えるのだが、数年前までは正確な樹齢がわからず8000年と説明されていたらしい。。。
その他、火事で真ん中が焼けてしまって洗濯ばさみのような形になった洗濯ばさみセコイア(Clothespin Tree)や、2本の木が根元で同化してしまった仲良しの信頼のセコイア(Faithful Tree)など変わったものも。とにかく大きい!
倒れてしまったセコイアの根。あんなに大きな木なのに根は地下1.2mの深さしかないらしい。
トラムを途中で降りて、残りはトレイルで歩いて帰る。トラムは説明つきだし楽でいいけど、自分の足で歩くとたくさんの発見がある。
なぜユーレカ柵戦争が始まったのですか?
こんなでっかい松ぼっくりも。
■ネバダ滝&バーナル滝 (Nevada Fall & Vernal Fall)
グレーシャーポイントからよく見える2つの滝。この時期でも水が涸れない。
今回、バーナル滝までのトレイルを歩いた。途中の中間地点の橋までは往復1時間、その先のバーナル滝まで更に1時間。「前半のトレイルは楽々」とガイドブックにあったけど結構急な坂。橋から先は、途中までなだらかだが最後が石階段になり狭くて急。でも、滝の近くまで近づけるし、眼下に見える自然の風景は最高。
■ブライダルベール滝 (Bridalveil Fall)
細くて柔らかい流れなので、風で水しぶきが吹き上げられて白い霧のように左右に広がる。花嫁のベールのような様子がブライダルベールの名前の由来。
左に揺れたり、
右に揺れたり。
■渓谷とせせらぎ
ヨセミテバレーはマセード川(Merced River)が浸食して作られた渓谷。なので、あちこちに川やせせらぎが流れている。壮大な岩山や滝もさながら、子供とならこんなせせらぎで遊ぶだけの一日も楽しいと思う。
フォールズの地図
■野生動物 (Wild Animal) とクマ (Black Bear)
ヨセミテでは、クマに注意しなければいけないのは有名。車やテントの中に食べ物を放置しておくと、クマに車ごと破壊されたりする(食べ物だけでなく、香りのするリップクリームや口紅、歯磨き粉などもNG!)。食べ物を車に残しておかないためのフードストレージをグレーシャーポイントの駐車場で発見。一応、お菓子と飲み物を入れてみた。。
夫はずーーっと「クマを見たい!」と探していたが、結局見つからず(見つからなくてよかったです。。by 嫁)。
一番よく見かけたのは野生のリス。でも、これらの野生動物には絶対餌をあげてはいけない!と園内のいたる所に注意が出されている。野性動物に餌をあげてしまうと、自分で生きていく力をなくすし、肥満になった動物は他の動物の標的になりやすかったり、自然の生態系を崩す原因となり得るからである。
■ロッジ 『CEDAR LODGE』
今回宿泊したのは、ヨセミテバレーの西側、CA-140沿いのエルポータル(El Portal)という町にある『CEDAR LODGE』。国立公園入り口(Arch Rock Entrance)から車で12分くらい(ただし、ヨセミテビレッジからこの入り口までが既に30分くらいかかる)。
部屋はきれいで冷暖房完備、バストイレつき、最低限のアメニティも揃っていて、ステイするだけであれば申し分なかった。
ただ・・・併設レストランのディナーが最悪。。本当においしくない上に、めちゃめちゃ高い。疲れていたし、ヨセミテビレッジまで戻る元気もなく、結局食べたけれど(朝食ビュッフェは美味しかった)。食事をするなら公園入り口にもう少し近い『Yosemite View Lodge』に行ったほうがよいと思う。宿泊は『Yosemite View Lodge』のほうが多少お高め。
今回の旅行で発見した新しい料理。"ビスケットのホワイトグレービーソースがけ"(写真、中央2つ)。主に朝食メニューで、スコーン状のビスケットに荒引きペッパーが効いた濃厚なホワイト&グレービーソースをかけて食べる。とってもアメリカンで美味しい♪別のカフェでドイツソーセージ風味のホワイトグレービーも食べたがこれも美味。
■走行距離とガソリン
家からヨセミテまでは約200マイル(320km)、約4時間。往復で400マイル(640km)。ところが、ヨセミテ国立公園自体がとっても広く、グレーシャーポイントまで車で行ったりロッジがちょっと離れていたりして、総走行距離は約670マイル!(1000km以上!)
そして、ヨセミテは公園内にガソリンスタンドがないんだけれど、ロッジ近く(El Portal)のガソリンスタンドはなんと 3.97ドル!?通常より1ドル近く高い!!・・・足元を見られてるけど、他に手段がなく入れるはめに。ちなみに、南にあるワウォナ(Wawona)のガソリンスタンドのほうが3.60ドル台と、まだ多少安かった。公園に入る直前で入れておくことをお勧めします。。
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そんなこんなで満喫の初ヨセミテ。
雄大な山々はユタ州のザイオン国立公園を彷彿とさせる。ヨセミテはベイエリアからなら日帰りでも行ける距離だけど、宿泊して朝日が徐々に山肌を染めていく様や、夜の月明かりに白々と照らされた荘厳な山々を見れたのは貴重な体験だった。
また必ず行くだろうな。次回は是非、ヨセミテ滝がごうごうと流れる季節に。歩けなかった他のトレイルや Taft Point にも挑戦したい。※テントは寒くなければ・・・。
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